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きっかけ

 それは小さなきっかけでした。

私たちはWebシステム開発をしている会社です。インターネットをつかってシステムを作り上げることを仕事にしているので経営理念の中に「インターネット技術を活用し、社会に対し貢献できる企業を目指します。」という行動指針があります。

 インターネットという新しいコミュニケーション技術で就労場所にとらわれず仕事をできる環境をつくっていきたいと、時間があればSOHO、母子家庭、障がいを持つ方の情報収集や施設めぐりをしていました。

 そしてある時、大阪市障害者職業リハビリテーションセンターから一本の電話がかかってきました。障がいがあってシステム開発が出来る人が、在宅で働ける私たちの会社に興味をもっているので面接してくれないかと。

 そのとき、会社は存続の危機でした。今まで3人いた社員が2人同時に辞め、仕事にも行き詰まり、どうしていこうかと悩んでいるときでした。とても採用なんて出来るわけがないと思いつつ少し引っかかる何かがあったので残ってくれた社員と一緒に面接に行きました。

 そして最初会ったとき、
「私は状態が少し良くないので在宅で働けるところを探してます。このまま働くことも出来ずに引きこもってしまうと社会とのかかわりが無くなります。できれば働かせてください」と。

 そして一緒に頑張っていくことを決め、週1日の出勤、4日の在宅で少しづつ様子をみながら一緒に働いていきました。

 それが私たちが障がいを持つ人と一緒に働くことになったきっかけとなりました。

 そして1年後、同じ障がいのある後輩が入ってくることを機会に、事務所を改装して週3日の出勤、2日の在宅の体制にしました。

 何もわからないまま障がいのある人と働いてみて、それが「とくべつ」でないことを知りました。

 そしてまだまだ社会に関りたくてもむずかしい人たちが、たくさんいることを知りました。

 その人たちと関わって一緒に生きていけたら共にしあわせになれるのかなと思い、私たちができることをできる限りしていこうと、そのように考えるようになりました。